【JAながさき県央 】 ハウスみかん部会 県知事賞で受賞祝賀会

県知事賞を祝った部会員と関係者ら(大村市杭出津)

JAながさき県央ハウスみかん部会は2016年度ながさき農林業大賞の高度生産集団部門(いきいきファーム)で長崎県知事賞に輝いたことを受けて、大村市杭出津で受賞祝賀会を開きました。

祝賀会では、JA全中などが主催する第18回全国果樹技術・経営コンクールにおいても公益財団法人中央果実協会理事長賞を受賞することが決定したことも報告しました。
同部会は、樹勢の維持・強化、施設のリノベーション、休園ハウスの再加温などで出荷量増加を図るとともに、後継者育成にも取り組むと展望しました。
堀福松部会長は「2013年に新選果機の導入で選果による傷み果はなくなり、単価が向上しました。この受賞をきっかけに、販売キロ単価1000円の超高度生産集団になれるように、関係機関との連携を強めていきたい」と力を込めました。
同部会は、諫早市、川棚町の生産者12人が所属しています。同JAの広域合併後、2003年に管内3部会を統合し40人で発足しました。その後の燃油価格高騰により、加温面積の縮小や品目の転換などで産地が縮小したものの、ハウスみかん産地として10月下旬から加温を行う栽培方法を確立しました。粉砕した剪定くずや堆肥、ココブロックによる土づくりを実践し、産地を確立してきました。
今回の受賞は、生育状況にあわせた適期作業や徹底や省エネ設備の導入などコスト縮減対策に取り組んできたこと、その結果として、5年前と比較し実績が増加しており、産地維持、発展に努めていることなどが評価されました。

写真説明=県知事賞を祝った部会員と関係者ら(大村市杭出津)