【島原雲仙】島原市下折橋町の長崎県立島原農業高等学校で2月26日、2018年度農業後継者激励会があり、就農予定者10人を先輩農業者や関係自治体、JA関係者らが激励しました。
同校3年生の就農予定者に新規青年農業者としての意欲の高揚を図るとともに、就農後の営農指導が円滑に受けられるよう関係機関との連携を密にすることが目的です。
卒業後、家業を引き継ぐため就農する生徒や、進学・研修後に就農する生徒、合わせて10人が順に登壇し決意表明しました。
前田達彦校長は「安心安全な食料を供給するための強い使命感を持ち、広い視野とグローバルな感覚を持った農業者になることを期待する」と激励しました。
実家が水稲280㌃とトマト83㌃を栽培している同校農業科学科3年の吉村幸城さん(18)は「高校卒業後は、すぐに就農する。農業情勢は厳しい状況の中にあるが日々精進していきたい。これまで育ててくれた両親に感謝したい」などと述べました。