JAながさき県央中部集出荷施設で3月1日から2021年産ハウスビワの共選が始まっています。階級M~L中心に約100㌔を選果。出荷目標の6㌧に向けて順調なスタート。 前年産に続き、新型コロナウイルスの影響を踏まえてパック量を例年より1~2割程度増加。消費者が手を伸ばしやすい規格を充実させ、国内の家庭需要をつかみます。主に関東・関西に向けて出荷を進めます。
今年産は玉太りが良く、高糖度で品質も高く仕上がりました。一方で、販売動向は厳しい状況。ハウスビワはこれまで、国内需要が低迷する中、海外では人気が高く輸出に頼っていました。昨年から流行している新型コロナウイルスの影響で輸出制限がかかり、航空機が減便。今後輸出量は大幅に減少し、加えて経済の悪化で国内の販売環境は一層厳しい状況になると予想されているそうです。
販売担当者は「現状を打破するうえで、パックは家庭消費を伸ばす必須アイテム。生産者が育てたハウスビワを、より多くの消費者に食べてもらえるよう努めたい」と意気込んでいます。
現在は「長崎早生」を出荷中。下旬からは大玉品種「甘香」の出荷が始まる予定です。