壱岐 ニンニク目ぞろい会 100億目指す

JA壱岐市にんにく部会は5月中旬、芦辺町の同JA農産物集出荷場で2021年産ニンニクの出荷目ぞろい会を開きました。本年産は生産者30人が面積181㌃で栽培しています。

同JAの川﨑裕司組合長は「現在、策定している第9次営農振興計画では生産販売高100億円を目標としている。露地品目の中で見ても、ニンニクは大いに期待できる品目だ。産地力の強化の為には安定した量が必要となるので、栽培面積の拡大を図っていただきたい」とあいさつしました。

その後、農産園芸課の渡邉茂指導員が本年産の販売方針と取扱要領について説明。販売については、青果を中心に市場と連携した有利販売の展開を予定しており、東京・熊本・福岡へ出荷していきます。特に東京の市場からは昨年産において青森県産に次いで良い品が集まっているとの評価を受けていることを伝えました。今年は前年の平均単価を上回るよう取り組んでいきます。

青果とは別に乾燥の出荷も行っていきます。乾燥は契約販売先へ販売していきますが、昨今のコロナ禍による影響で出荷予定数量は1㌧~1・5㌧の予定です。契約販売以外については、青果同様、市場に出荷を行っていきます。

その後、出荷時の規格・荷姿について説明し、参加者で目揃えを行いました。

渡邉指導員は「今年も市場との連携を密にして、有利販売につなげていく。昨年産でも良い評価をいただいているので、品質管理の徹底を図っていきたい」と語りました。