佐世保市世知原茶振興会とJAながさき西海茶業部会は5月下旬、佐世保市世知原町の山口神社で生産者、行政、JAが出席して新茶奉納祭を行い、新茶を奉納し、世知原茶の振興、発展を祈願しました。
世知原町は長崎県下で雲仙に次ぐ高冷地で降雨量も多く、茶樹の育成に最適の地帯で現在44戸が95ヘクタールで「やぶきた」を中心に栽培しています。
今年は生育期の霜の被害もなく3月下旬から4月にかけて気温が高く順調に生育、昨年より1週間から10日ほど早い収穫となり21トンの荒茶を収穫しました。
その後、蒸し玉緑茶、釜入り玉緑茶に加工され販売されます。
世知原茶は香り豊かな味わいで渋みの中に甘みを感じるお茶で今年はとても良い出来となりました。
振興会小林会長は「天候に恵まれ、例年より香りのよいお茶が出来た。コロナ禍で大変な状況ですが世知原茶の発展に頑張りましょう」と話しました。