ホオズキ 盆に向け出荷始まる

JA島原雲仙東部基幹営農センター管内の西有家地区で、7月5日からホオズキの出荷が始まりました。

今年産は、早い梅雨入りで日照不足や受粉にバラつきがありましたが、6月からは天候に恵まれ順調に生育。病害もあまり見られず、節間も短く大玉で、玉飛びの少ない秀品に仕上がっています。

7月の新盆、8月の旧盆に合わせて関東を中心に出荷し、約1万本程度の出荷を見込んでいます。

同センター管内では農家5人がハウス21.9㌃で栽培しています。収穫後は、農家が家庭選別し、出荷規格に応じて箱詰めし選果場へ持ち込みます。

ハウス5㌃で栽培している南島原市西有家町龍石の竹村洋一さんは「ビワを栽培しているが、夏場は比較的時間があるので15年前からホオズキの栽培に取り組んでいる。経費もそれほどかからず、夏場の収入源として向いている」と話しました。

同センターによると、「草丈が1㍍以上あり玉が10個以上付いて品質良好なものは「特秀」に格付けされるが、竹村さんのホオズキは特秀率が高い」といいます。「労働力を夏場に分散する意味でも、ホオズキの導入は効果的。栽培者が増えることを期待している」と話しています。