JAながさき県央南部営農センター管内で7月上旬、2021年産シシトウの出荷がピークを迎えています。
7月5日、前年同日と比べ2倍の日量約2000パック(1パック100㌘)が集荷場に持ち込まれました。ピークは7月下旬まで続く見込みです。
諫早市高来町と小長井町の生産者21人が栽培し、週3回(月、水、金曜日)県内を中心に大阪府や福岡県に出荷しています。
今年産は早い梅雨入りと夜温が低い日が続いたため初期の生育がやや遅れましたが、気温の上昇に伴い順調に生育。昨年多かった斑点細菌病は、徹底した防除により最小限の被害にとどめています。
平均単価は前年より20円ほど高い1パック100円~120円で推移。9月以降の出荷量の落ち込みを防ぐため、殺菌剤の予防散布や適宜追肥を行い、尻腐れ病によって樹勢を弱めないよう対策を徹底します。
同JA小長井支店の営農指導員は「昨年は台風により病気が拡大し、収量が減少し苦しい年だった。今年は生産者の徹底した予防散布により、品質の良い物が出荷できている。今後は日焼け対策を万全にし、追肥や防除など遅れないよう巡回、指導していく」と話しました。