デコポン栽培講習会 「大玉果生産」目指す

JAながさき県央みかん部会中部地区部会は7月上旬、大村市荒瀬町で「露地デコポン栽培講習会」を開きました。7月までに仕上げ摘果を実施し、「大玉果生産」を目指します。

部会員、同JA営農指導員ら25人が参加。同JA中部営農センター指導振興課の岩永聖也さんが講師を務め、①果実肥大方策②夏季剪定③病害虫防除対策の3つを徹底するよう周知しました。

2020年産販売単価は、デコポン438円(前年産419円)、不知火342円(前年産312円)と前年産に比べて高値で推移。デコポン率は50%以上を占め、例年の平均30~40%に比べて高い水準になりました。

課題として「小玉果の出荷割合が多い」ことが挙がり、葉が5枚以下の果実や奇形果など6つの基準に該当する果実の摘果を行うよう意識を統一しました。

岩永さんは「『大玉果生産』に向けてかん水や適期防除の指導を徹底し、青果率向上を図っていきたい」と話しました。