壱岐市 夏芽アスパラガス出荷ピーク

JA壱岐市では、7月に入って壱岐産アスパラガスの夏芽出荷が最盛期を迎えています。同JAアスパラガス部会は、2021年産は生産者70人が1299.8㌃で栽培しています。

壱岐市のアスパラガス栽培は、地域に豊富な牛糞堆肥の活用や、黄色蛍光灯、紫外線カットフィルムなどを利用した「環境保全型」の栽培技術向上に努めています。

11年にはその高い栽培技術が評価され、「日本農業賞 大賞」を受賞しました。また10㌃収量においても14年連続県下第1位を記録しています。

本年産は、昨年の台風被害などを考慮して各ハウスとも例年より早く立茎を開始したため、6月中旬から収穫が始まっており、同JA野菜集荷場への出荷が始まっています。

収量も順調に増加し6月下旬から毎日集出荷が行われています。

病害虫の被害も少なく、7月に入ってからは日量約2.5㌧と安定的な出荷を行っています。

同JA農産園芸課の市村省吾指導員は「市場からも良い評価をいただけている。今後さらに暑く乾燥しがちになるため、アスパラにストレスが掛かるので下温対策と、灌水並びに病害虫の駆除の徹底を図っていく」と話しました。