ながさき県央 営農指導員の「指導技術向上」を図る

JAながさき県央中部営農センターはこのほど、同JA大村中央支店で肥料農薬研修会を開き、営農指導員11人が参加しました。

肥料や農薬に関する知識を深め、「指導技術向上」を図ると同時に、適切な知識を持つ指導員を増やし、農家の「農業所得の増大・農業生産の拡大」に繋げていきます。

同JAでは、20代の若手指導員が全指導員のうち5割を占め、平均年齢は約30歳と若返りが進んでいます。今後は若手の成長に期待がかかる一方で、人員不足は深刻です。ベテランの指導員も減少しており、定期的に研修会を開くことで関連会社との関係作りや情報交換の場を設けています。

当日は、JA全農ながさきと系統の肥料・農薬メーカー4社を講師に招き、指導員は、肥料・農薬の流通方法や価格メリット、各農作物に適した薬剤の種類や効果などを学習。同時に、製造工程や配送の流れなど、価格を抑えられる仕組みについても学びました。

同センターの峠悟センター長は「品質・収量の向上のためには、農家の『省力化』を図ることが必要不可欠。研修を通じて系統メーカーとの関係性を密にし、分からないことは積極的に聞いて成長してほしい」と要望しました。