JA島原雲仙南部基幹営農センター管内で、トマト「麗容」「ソプラノ」を栽培する同JA大雲仙トマト部会がこのほど、南島原市内で実績検討会を開きました。
20年度産の反省をもとに、次年度に向け病害虫対策を継続し、ほ場に合った栽培管理の充実などについて検討。優良出荷者などを表彰し、部会員の士気の高揚を図りました。
井口壽之部会長ら同JA大雲仙トマト部会の56人が、ハウス20㌶(前年比97㌫)で栽培。食味、品質重視の「大雲仙トマト」ブランドとして産地のアピールに努めました。
定植期から着果期にかけて天候が順調に推移し、例年懸念される下段の着果も良好。12月の寒波によりやや遅れの出荷となりましたが、年明け後は着果も玉肥大も良好で例年にない大玉出荷となりました。
厳しい栽培、販売環境の中にあっても品質面では市場などから高い評価を受け、単価につながったことを励みに、次年度は「安定した品質と数量の確保を徹底することにより、付加価値の高いトマトを生産することで、消費者の評価と信頼の向上に努め、契約的取引等、安定販売を図り生産者の所得向上を図る」ことを申し合わせました。
坪当たりの販売高が優秀だった、岩永正勝さんら3人が表彰されました。