壱岐市 ミニトマト出荷スタート

JA壱岐市ミニトマト部会は8月中旬、芦辺町の同JA野菜集荷場で2021年産ミニトマトの出荷目揃会を開きました。

本年産ミニトマトは生産者17人が70.8㌃で栽培。品種は昨年より栽培を始めた「エコスイート」と「サンチェリーピュア」の2品種。9月~10月の高単価期での有利販売を目指していきます。

生産者がJAへ出荷する際はバラ出荷となり、その後JAでの選果を経て市場へ出荷されます。福岡・大阪の市場出荷を中心とし、島内でも販売します。

目揃会では、同JA農産園芸課の山口優希職員が市場情勢、生育状況について説明し、着色具合などの出荷基準を確認。

本年産は、徒長(とちょう)苗による初期育成が心配されましたが、スムーズに活着しています。高温による葉、生長点の焼けが一部ほ場で見られており、ヨトウムシやサビダニなどの病害虫が多く散見されています。

品質向上のため、7~8分着色果の適期収穫と、病害虫や裂果の混入がないよう家庭での選り取りの徹底を促しました。

山口職員は「コロナ禍によりイベント等が少なくなっているが、家庭内需要はある。9月~10月の高単価期での有利販売を目指していく」と出荷を前に意気込みを語ります。