無人ヘリ防除 作業の省力化

JAながさき県央管内で7月下旬から9月上旬、無人ヘリによる一斉防除があり、ほ場延べ6915㌶の農薬散布を終えました。

同JA管内では高齢化が進む中、防除作業の省力化を図るため、無人ヘリの操縦資格を持つ農家の組織や関連組織などが中心となって毎年取り組んでいます。防除は、一定期間内に同一ほ場で計3回実施。毎年8、9月が重点防除期間となります。

8月31日、東彼杵郡波佐見町で無人ヘリ防除があり、関連組織が農薬散布を行いました。約20年前から取り組んでおり、導入している無人ヘリは、1回のフライトで2~3㌶(フライト時間20~30分)の散布が可能。数種類の薬剤を使い、水稲で多く見られるいもち病やウンカ(病害虫)などの発生を予防します。

同町で無人ヘリ防除をした山田崇史さんは「一度病気が発生すると周囲に伝染してしまうので、適期散布が重要。生産者に、品質の良いおいしい米を収穫してもらいたい」と話しました。