島原雲仙 秋作ゴーヤー 出荷ピーク

JA島原雲仙布津地区営農センターで9月に入り、秋作産ゴーヤーの出荷が本格化しています。

春作産も含め、11月末までに8万ケース(1ケース3㌔/前年比117%)を出荷する計画。販売高では初めて1億円突破を目指します。

同JA布津ゴーヤー部会の31人が、春作・秋作を合わせて約7㌶で栽培しています。共同選果を始めたのは2006年。「品質にバラツキがなくなり市場の信頼性が高くなった。高品質なゴーヤーを継続出荷することで有利販売につながる」と同センター。

農家からも「ほ場の管理など栽培に専念できる」「出荷調整の手間が省ける」と好評で、現在は栽培面積の広い農家を中心に15人が利用しています。

同センターでは、農家が出荷したゴーヤーを作業員らがサイズ、色や形、キズの有無などを検査したあと、それぞれに箱詰めしていました。出荷量が多い10月いっぱいまでは、1日あたり500~600ケース前後を出荷する計画です。

同センターの高栁剛センター長は、「選果に当たっては随時、作業員間での目揃いを行うなど品質検査を徹底している。高品質なゴーヤーを出荷し、農家の手取り向上につなげたい。今後も共同選果を推進していきたい」と話しています。