【JAながさき県央】県産メークイン焼酎「いいもり有喜」完成!

  JAながさき県央ばれいしょ部会飯盛有喜支部は、西日本一の生産量を誇るメークイン産地をPRしようと、地元酒造会社とタッグを組み、初めてメークインで作った焼酎「いいもり有喜」を製造しました。2017年度は25度と30度の2種類、合計900本を製造し、一部を試験販売。部会員や消費者の声をもとに販売戦略を固め、次年度以降の本格販売を目指しています。
同支部は、諫早市飯盛・有喜地区で5~7月にかけて、メークイン4000トン超を生産する産地。同支部やJAは、今年12月に完成予定の大型ばれいしょ選果場に合わせ、一層の生産意欲の向上、ブランド力強化、産地の活性化を図ろうと、6次産業化を検討。同市の農業・農村活性化支援事業を活用し、3ヵ年で新たな特産品として定着させたい考えです。
原料のメークインは、買い手がいない規格外の3S(約20グラム)を使用。まろやかで癖がなく飲みやすい味わいが特長の焼酎に仕上がりました。ラベルデザインは、部会員の中本正広さんが担当。生産者の仲の良さや結束の固さ、長い楕円形の形状と、太陽光を浴びて黄金色に輝くメークインを「月」に見立てた丸みのある字体で表現しました。「喜」の文字は、メークインを作る部会員や購入した人への感謝の気持ちを込め、「ありがとう」で作っている。また、イメージキャラクターの「ポテト元気くん」もあしらい、オリジナリティーあふれる焼酎ができました。
山口正支部長は「長くバレイショ生産の歴史がある地区で、どういう焼酎ができるのかと取り組んだ。今年は、みなさんの反響や声を聞いて、次年度以降に活かし、特産品として確立したい」と願いを込めました。

写真説明=完成した25度㊧と30度の2種類のメークイン焼酎