JA島原雲仙深江地区営農センター管内で、ニラの出荷が続いています。栽培を手掛ける同JA深江地区ニラ部会は、出荷量250㌧を計画。今年は、前年産の販売金額1億9700万円を上回る2億円を目標に掲げ、高品質なニラの出荷を行います。
同部会の部会員50人が8㌶のハウスで5品種を栽培しています。3月に播種(はしゅ)して育苗した株を6月に定植し、10月下旬から1回目の収穫、出荷を始めました。その後は、同じ株で4~5回収穫しながら5月末まで出荷し、2~3月にピークを見込んでいます。
同部会の森川甚六部会長は南島原市深江町で25㌃を栽培。6月中旬に定植し、11月上旬から出荷しています。ニラは鮮度が落ちないよう早朝5時頃から収穫し、家庭にて選別、結束、袋詰めまでの出荷調整を行っています。
森川部会長は「今年産は、日照不足、台風、雨など、生産面では厳しい条件が続いたが、出荷初期は高単価が続いたこともあり順調な販売が出来ている。部会員の意識を統一し、高品質なニラを出荷していきたい」と話しました。
同センターは「今後は白斑葉枯病などの病害も心配されるので、過湿、過乾燥にならないよう換気をこまめに行ってほしい」と話しました。
写真説明=ニラの出荷調整をする森川部会長