東彼杵郡で主に茶やアスパラガスを栽培している生産者は、主栽培の作物による収入が減る時期に補完作物としてミニトマトを栽培しています。主栽培以外のミニトマトを栽培することで、所得増大を見込みます。今年は新たに2人がJAながさき県央北部ミニトマト研究会に入り、計7人でミニトマトの栽培に励んでいます。
同研究会が約43アールで栽培するミニトマトは、5月中旬~6月中旬にかけて定植し、7月中旬~11月まで収穫。他産地のミニトマトが少なくなる8月~9月に出荷ピークを迎えるよう栽培しており、安定した価格での販売が可能になります。
7月14日、同研究会は2022年産ミニトマトの出荷目ぞろえ会と現地巡回を実施。出荷目ぞろえ会で出荷規格や出荷日などを申し合わせた後、生産者のハウスを巡回し生育状況について確認しました。新たに入会した2人のハウスでは、これまでミニトマトを栽培してきた生産者が収穫のタイミングやかん水などについてアドバイスしました。
同JA川棚支店の一瀬陽介指導員は「今年産は昨年と比較して、生育が順調で品質も良い。出荷終了まで高品質を維持できるよう、生産者と協力して出荷を進める」と話しました。