福島産コシヒカリ 初検査で全量1等 JAながさき西海

JAながさき西海松浦地区管内の松浦市福島町で、8月初旬より2022年産「コシヒカリ」の収穫が始まっています。8月9日に松浦農業倉庫で早期米「コシヒカリ」460袋(1袋30㌔)の初検査を行いました。

農産物検査員の資格を持つ5人のJA担当者が、粒の充実度や被害粒の混入、乾燥状態などを厳しく確認。粒張りが良く、病害虫の被害もなかったことで全袋1等米に格付けされました。

同町では、全域で早期米「コシヒカリ」を栽培しており、管内ではいち早く収穫がスタートしました。JA福島ライスセンターでは、8月1日から集荷が始まっており、生産者は「日本の米づくり百選の地」で知られる福島産米を早く消費者に届けたいと収穫と運び込みに汗を流しています。

22年度は、梅雨の期間が短かったことにより田植え前後の水不足で厳しい状況でしたが、穂肥検討会などで水管理や防害虫防除などについて生産者が意識統一して管理を徹底。生育は順調となりました。出穂及び刈り取り適期は1週間ほど早くなりました。若干の病害虫発生も見られましたが、早期防除を徹底して全体的に良質米を生産しました。

JAの販売担当者は、「水不足や高温・病害虫の影響が心配されたが、生産者の適切な栽培管理で良質な米に仕上がり、収量も期待できる。有利販売するためにも、一袋でも多く集荷できるよう生産者と共に努めていきたい」と話しました。