「ほめられかぼちゃ」五島産が全国トップに JAごとう

青果卸エム・ヴイ・エム商事が独自の品質基準を設けて販売を手がける「ほめられかぼちゃ」の生産で、長崎県のJAごとう管内産のカボチャが全国トップの合格率を挙げました。

「ほめられかぼちゃ」は全国15県で栽培しています。糖度や水分量などに独自の基準を設け、これを満たしたカボチャを同ブランドで販売します。

基準を満たし、認定された割合を示す「ほめられ率」が、2022年産で五島産は70%超。他県よりも10%以上高い水準でトップとなり、生産能力の高さを示しました。

JA管内では16戸の生産者が504㌃で栽培し、総出荷量は109・7㌧、10㌃当たり収量は約2㌧。販売高1947万円で、21年の約3倍と販売実績も好調となりました。

8月下旬に開いた出荷反省会ではJA管内で最も「ほめられ率」が高かった藤田八雄さんが表彰を受けました。

関係者は「この結果を本年だけで終わらせることのないよう、『五島のほめられかぼちゃ』というバリューチェーンの確立に向けて、出荷量の増加とそれに向けての安定栽培を目指して頑張ります」と意気込みます。

今後は現在の水準を維持しながら、収量増に向け面積拡大を進める予定です。