ユーカリの魅力を広めたい 伊木力切り枝花木研究会 木下さん

長崎市でユーカリ栽培に力を注ぐ木下義美さん(77)は、伊木力切り枝花木研究会の会長としてユーカリの新たな価値を見い出そうと、出荷を続けています。

続くコロナ禍でイベントが中止となり、式典のフラワーアレンジメントに使用されていたユーカリの出番は減少していましたが、徐々にイベントも復活し、今後の需要の高まりに期待しています。

木下さんは会社を退職後、2008年にユーカリの生産を始めました。おすすめの農産物としてユーカリを勧められたことがきっかけ。その後、伊木力切り枝花木研究会を発足し、会長を務めています。ユーカリの生産者6人、菊の生産者4人の10人で活動しています。

今年度は9月に到来した台風の影響で枝の先端の葉先の傷みや枝が折れるなどの被害が一部発生したものの、清涼感のある香りを放ち、みずみずしさを保つおしゃれなユーカリに仕上がっています。

「収穫するときに枝葉が軽く、負担が少ないところが良い」と木下さん。「空気清浄作用やリラックス効果があるので飾るのもおすすめ」とユーカリの魅力についても話しました。