【JAながさき県央】諫早農業高校生が規格外ビワを有効活用 「ビワカステラ」を商品開発

新商品「びわカステラ」を手にする食品科学部の生徒 長崎県立諫早農業高等学校・食品科学部の生徒19人はビワ農家と㈱千鶏カステラ本舗と連携して、規格外のビワを使った「びわカステラ」を開発しました。同部の生徒が農家研修で規格外品の多くが廃棄されていることを知り、規格外品の有効活用と日本一のビワのPRのために商品化に取り組みました。6月から同本舗で販売がスタートしました。商品は1箱(5切れ入り)1000円で販売。
 果実の長期保存方法や、生地と混ざりやすく存在感のあるピューレを作るため試行錯誤を繰り返し、2年間の研究の末、ほのかにビワの風味が広がる優しい味わいの「びわカステラ」が誕生しました。6月1日の試食販売会にはTV特集を見た地元住民や観光客などが訪れ、65個を販売しました。商品開発に携わった同校3年生の岡村彩加さんは「3年間の取り組みが商品に結び付いてうれしい。観光客や多くの方に食べてもらい、広く長崎をPRしたい」と笑顔で喜びを語りました。

写真説明=新商品「びわカステラ」を手にする食品科学部の生徒