設立50周年・選ばれるトマトづくりを続ける 大雲仙トマト部会

JA島原雲仙大雲仙トマト部会は、11月14日から冬春トマトの選果を始めています。来年6月末までに2500トンを出荷する計画です。同部会は今年で設立50周年を迎え、部会員間での意識統一を図ろうと新たにポロシャツを作成しました。さらに、今年度産から品種を「ソプラノ」「SC―167」の2品種に絞り込み、消費者から選ばれるトマト生産を目指します。

今年度産の生育状況は、育苗期から天候に恵まれ順調なスタート。生育期には乾燥状態が続いたため、小玉傾向での出荷始めとなりました。しかし、今後気温が下がってくれば玉肥大も促進され、来年3~5月に出荷最盛期を迎える見込みです。

同部会は11月15日、南島原市南有馬町で22年度産トマト出荷協議会を開き、出荷計画や出荷要領について協議しました。高齢化などにより栽培面積は17.3ヘクタール(前年比94%)と減少傾向にありますが、「安全、安心、おいしいトマト作り」をスローガンに、長崎県特別栽培への取り組みや、高糖度トマト「特ちゃん」「ハニーエイト」のブランド化も行っています。

井口壽之部会長はあいさつで、「今年はすべての資材価格が上がり、非常に苦しい年となった。そのような状況ではあるが、皆様にはおいしいトマト作りのため一生懸命取り組んでもらいたい」と話しました。