JA壱岐市管内ではアスパラガスの夏芽の出荷が最盛期を迎えています。12日にはJA選果場で、台風の難を逃れたアスパラガスを作業員が丁寧に選果。出荷のピークは7月下旬から8月中旬。約200トンの出荷を見込んでいます。関東を中心に関西、九州の市場へ出荷しており、出荷時の予冷や関東向けには空輸をするなど鮮度保持も徹底しています。
生産者78人、14ヘクタールで栽培。出荷は10月まで続き、春芽、夏芽合計で350トンと前年比120%の出荷を計画しています。同JAアスパラガス部会は、10アール当り平均収量が県内トップクラスで現状の2・4トンから3トンにすることを目標にし、地元の完熟堆肥を使った土づくりや肥培管理を徹底することに取り組んでいます。
今年産春芽は、2月の寒さや悪天候の影響により例年と比べて遅い出荷となったものの約140トンを出荷。
同JA営農部松嶋新指導員は「先日の台風でビニールのはがれなど一部被害が発生したが、収量への影響はなく安堵している。これから夜の気温が上がってくれば夏芽の収量も増加するだろう。栽培管理の徹底を図っていきたい」と話しました。
写真説明=アスパラを選果する作業員