ハート型レモンで県産果実をPR JA長崎せいひ

JA長崎せいひは、ハート型になるよう試験栽培した香酸柑橘類「マイヤーレモン」を、アンテナショップAGRI+に展示して来場客に長崎県産の果実をPRしています。

「面白い形の果実を作りたい」と、木になる・くだもの相談室の高田豊さん(74)が発案。県外の先行事例を参考に管内生産者協力のもと、2014年からハート型「せとか」の制作などに取り組んでいます。長崎で有名な銘柄品「桃カステラ」やバレンタインデーを意識してハートの形を選びました。子どもや女性をターゲットに新しい商材として広めていきます。

高田さんは「今後はせとか・レモンのハート型の精度を向上させたい。また、ハート型だけではなく、長崎県産の果実を増やせるよう努力したい」と今後の目標を話します。

今回使用したマイヤーレモンはレモンとオレンジ類の雑種。果肉の酸味がマイルドで、皮の苦味や渋みが少ない品種です。2月中旬まで展示され、その後販売される。ハート型「マイヤーレモン」のほか、ハート型「せとか」も展示される予定です。