JA島原雲仙管内でそうめんの出荷がピークを迎えています。南島原市有家町にある同JAの手延素麺加工場では夏の需要期である7月に向けて、そうめんの出荷が続いています。従業員約30人で1日約840ケース(1ケース9キロ)を製造しており、昨年度は約17万ケースを出荷。今年度は20万ケースを目標に、衛生面、品質面など管理を徹底し、高品質なそうめんの出荷に取り組みます。
同JAのそうめんは、そうめん農家と呼ばれる組合員がそれぞれの工場で製造したものを使用。集荷されたそうめんはJA職員で全量検査を行ったうえで、同加工場で包装などの最終的な加工を行います。職員による目視での確認に加え、金属探知機による異物混入のチェックなどを行い品質管理に努めています。
近年、そうめん農家の減少が課題となっており、品質の向上とともに生産量の拡大に向け新たな生産者の加入増加が目標です。
東部基幹営農センター素麺課の山﨑敏一課長は、「品質管理徹底のため、日頃から異物混入などがないよう呼びかけを行っている。生産者を増やし、生産量、販売量の拡大で市場の需要にこたえられるよう頑張っていきたい」と話しています。