小玉スイカ出荷 糖度は良好!

JA島原雲仙島原地区営農センター管内で、4月上旬から小玉スイカ「うり坊」の出荷が始まりました。

大型ハウスで栽培することで雨の影響を受けにくく収穫前の水分調整も可能です。出荷直前には同センター職員が全ほ場で糖度、食味の検査を行い、出荷日を決めます。センターと農家の意識の高さが相乗し品質の高いスイカを出荷しています。

今年度産は、前年度と同じ約23㌶で栽培。出荷のピークは5月上旬からです。7月下旬までに約13万ケース(1ケース10㌔)の出荷を計画。関西、中国方面に向けて出荷し、2億8600万円の売上を目指します。

生産者の坂本晋章さんは55㌃で栽培。2月の交配時期に天候に恵まれたことで着果良好となり、その後も順調に生育した。例年より1週間ほど早く出そろう見込みです。

同センターの宇土光昭職員が5日、坂本さんのハウスを訪れ検査を行いました。採取したスイカを半分に割り、種の周囲を数センチ切り取ってハンディタイプの糖度計で糖度を検査し食味を確認しました。

糖度は出荷基準以上あり、食味も良好なことから7日の収穫を指示。坂本さんは、「夜温が低いことで糖度が乗り、シャリ感も良好。家庭内消費が増えることを期待し、今後も品質のよいスイカを作りたい」と話していました。