JAながさき西海松浦地区アスパラガス部会では、令和3年産アスパラガスの出荷が終盤を迎えています。
アスパラガスは2月から5月まで春芽、6月から11月頃まで夏芽を収穫します。
今年産は平年に比べ出荷が好調で、9月末の実績は出荷数量201トン、前年対比120%を超えました。10㌃当たり収量は2.5トンで長崎県でもトップ。販売高計画2億1700万円の達成も目前に迫ります。
同部会は生産者32人で、今年産は約8.2ヘクタール作付けしています。
部会員の一人であるJR九州ファームは3.3ヘクタール栽培。平成27年に初めて定植を行い、翌年より収穫を開始し、面積も徐々に拡大し収穫量を増やしています。7年目の今年は、昨年同時期に1.9トンだった10㌃当たり収量が3トンの目標を達成し、今後も出荷量アップの期待がかかります。
JR九州ファームにアスパラ栽培の知識や技術を指導した同部会の川上博昭部会長は、「今後も部会一丸となり、アスパラガスの産地として西海ブランドのさらなる確立に努めるとともに、JA・県北振興局・JR九州ファーム・生産者がお互いに協力し、なお一層の努力を重ね、松浦地区アスパラガス部会の発展のために頑張っていきたい」と話しました。
JAとしては、さらに適切な栽培管理の徹底で単収増大を図り、農家所得の向上を目指します。