島原雲仙 ブロッコリー生産拡大 代表産地目指す

JA島原雲仙でブロッコリーの生産が拡大しています。同JA営農部企画指導課が中心となって栽培を推進。営農指導にも力を入れてきました。2017年産で作付面積が延べ200㌶を超え、以降も年々増加しています。300㌶の大台突破を目標に、西日本を代表する産地づくりを進めています。

19年11月に同JA管内のブロッコリー部会を統括した連絡協議会を設立。生産技術の向上と意識の統一を図りました。販売面では、集出荷を一元化することで販売ロットを拡大し、重点市場とも連携しながら産地拡大を進めてきました。

21年度産の秋冬作は、農家266人が延べ225.4㌶に作付けする計画(9月30日時点)です。

同JA営農部は10月下旬、協議会役員、営農指導員、JA全農ながさき、島原振興局ら40人を集め管内のほ場を巡回。その後、島原市内にある同JA本店で検討会を行いました。

当面の生産技術対策について島原振興局が、共同選果取扱要領等については同JA西部基幹営農センターが説明。重点市場はリモートで参加しました。

営農部の林和昭次長は、「全国的に作付けが増加傾向の中にあって単価が振るわないが、農家もJAも、さらに関係市場も、今が踏ん張りどころと、気持ちを一つにして乗り切っていきたい」と話しました。